まとめ

  • 通信制高校でも、登校して授業を受ける日(スクーリング)があります
  • スクーリングの回数は、科目ごとに決められています
  • 状況に応じて、一部のスクーリングは、メディア視聴などで代替できる制度もあります
  • ただし、すべてが免除されるわけではなく、基本的には登校が必要です

「通信制高校って、全部オンラインで授業をするんでしょ?」

そんなふうに思っている方も多いかもしれませんが、それは大きな誤解です。

通信制高校では、科目ごとに決められた回数のスクーリングに出席する必要があります。

1単位あたりのレポート提出回数とスクーリング出席回数は以下の表の通りです。

各教科・科目 レポート スクーリング
国語、地理歴史、公民及び数学 3 1
理科 3 4
体育 1 5
保健 3 1
芸術及び外国語 3 4
家庭及び情報 2〜3 2〜8

例えば...

外国語教科の「英語コミュニケーションⅠ」の科目を3単位取るなら、

3単位 × 4回 = 12回 となり、

1回50分授業を12回受ける必要があります。

ちなみに、全日制高校だと1単位あたり35回(3単位だと105回!)の授業があるので、それと比べると通信制高校の登校日数はとても少なくなっています。

オンライン学習は課題提出や動画視聴などに使われますが、すべてをオンラインだけで済ますことはできません。

つまり、完全オンラインだけでは卒業できないのです。

「でも、うちの子はそんなに通ってない気がする…?」という場合もあります。

それは、心身の事情などで学校に通うのが難しいときに、国が認めた特別な仕組み(スクーリングの一部をメディア視聴で代替できる制度)が使われているからです。

ただし、これは特別な事情がある生徒だけに認められた例外。基本は対面での授業が必要です。

英風高等学校では?

登校は週2日が基本ですが、自習室や図書室を使うために平日ならいつでも登校可能です。

すべてのスクーリングが午後からスタート。朝が苦手な生徒でも安心です。