通信制高校を卒業するための条件は?
卒業には次の3つの条件を満たす必要があります。
◆ 74単位以上の修得
必修科目を含めて、合計74単位以上の修得が必要です。
◆ 3年以上の在籍
卒業には最低でも3年間の在籍が必要です。
4年以上かけて卒業することも可能ですが、在籍年数に上限を設けている学校もあるため、事前に確認しておきましょう。
◆ 30単位時間以上の特別活動への参加
「特別活動」とは、教科の学びとは別に、生徒の成長を支える大切な教育活動です。
修学旅行や校外学習などの学校行事もこの中に含まれます。
30単位時間とは、50分授業を30回分に相当し、卒業までにこの時間数を満たす必要があります。
単位を修得するのに必要な学習活動は?
以下の3つが基本となります。
● スクーリング(面接指導)への出席
スクーリングとは、学校に登校して先生から直接授業を受けることを指し、「面接指導」とも呼ばれます。
全日制高校の授業と同じようなスタイルで行われ、教科ごとに決められた回数の出席が必要です。
● レポート(添削指導)の提出
教科書やスクーリング、動画教材などを参考にしながら、自宅などで自学自習形式で取り組みます。
小テストのような感覚で学んだ内容の理解度を確認でき、教科ごとに定められた回数を提出します。
● テスト(単位認定試験)を受ける
スクーリングとレポートの提出が完了した後、各教科で「単位認定試験」が実施されます。
試験は教科書やオンライン学習の内容から出題され、全日制高校の定期試験に近い形式で行われます。
以上のように、通信制高校では「スクーリング」「レポート」「テスト」を通して単位を取得し、卒業条件を満たしていきます。
通信制高校は、登校日数が少ない分、自分のペースに合わせて学習できるのが大きな魅力です。
英風高等学校では?
英風高等学校のレポートは、紙ではなくiPad上でタッチペンを使って解答し、そのまま送信します。
郵送の手間がなく、効率的に取り組むことができます。