学校見学や個別相談の際に、
「通信制高校なのに、なぜ出願は1月からなのですか?」
「他の通信制高校はもっと早く合格が決まると聞きました」
というご質問をいただくことがあります。
中学3年生にとって、進路が決まらない時間は不安なものです。保護者の方も同じではないでしょうか。
できることなら、少しでも早く高校を決めて安心したい――そう思うのは自然なことです。
他府県認可の通信制高校では早期募集を行う学校もあります
近年は全国展開をする他府県認可の広域通信制高校が増えています。
学校によっては秋頃から出願受付を開始し、書類審査や面接によって年内に合否が決まる場合もあります。
そのため、
- 早く進学先を決めて安心したい
- 早く合格をもらいたい
と考える生徒や保護者の方も少なくありません。
早期に進路が決まることには安心感というメリットがありますし、それぞれの学校が独自の教育方針のもとで入試制度を設けています。
大阪府認可の私立高等学校の入試日程
大阪府認可の私立高校(通信制高校を含む)の入試日程は、大阪私立中学校高等学校連合会(中高連)の申し合わせ事項によって定められています。
例年の目安は以下のとおりです。
- 願書受付開始:1月20日頃
- 入学試験:2月10日
これは大阪府内の私立高校が入試日程の足並みをそろえることで、公正な入試環境を守るためのルールです。
なぜ大阪府認可校は2月入試なのでしょうか
大阪府認可の私立高校が現在の日程で入試を行う背景には、中学校卒業までの時間を大切にしてほしいという考え方があります。
中学3年生にとって、卒業までの数か月は、高校生活に向けて気持ちを整えたり、自分の将来について考えたりする大切な時間です。
もちろん、学校への通い方や過ごし方は一人ひとり異なります。
毎日登校している生徒もいれば、自分のペースで学習を続けている生徒もいます。
一方で、進学先が早い段階で決まることで安心し、中学校卒業までの期間を何となく過ごしてしまったり、学習への意識や生活のリズムが緩んでしまったりすることもあります。
だからこそ、進学先が決まった後も、「もう終わり」ではなく、高校生活に向けて少しずつ準備を進めていくことが大切です。
高校進学はゴールではなく、新しい学びのスタートです。
大阪府認可の私立高校では、中学校卒業までの時間を大切にしながら進路選択を行うという考え方のもと、現在の入試日程が続けられています。
「早く決めたはずなのに」という後悔
早い時期に進路を決めて入学したものの、
「もっとしっかり調べていれば、自分に合った学校が他にあったかもしれない」
と感じ、高校入学後も転校を選択する生徒もいます。
もちろん、転校そのものが悪いことではありません。
しかし、十分な比較や検討をしないまま早期に進路を決めてしまったことを振り返り、後悔するケースがあることも事実です。
進路選びでは、学校の雰囲気、カリキュラム、通いやすさ、学習サポート、卒業後の進路実績など、さまざまな角度から学校を見ていく必要があります。
そのためには、やはり一定の時間が必要です。
通信制高校選びは焦る必要はありません
「早く決めないと定員が埋まってしまうのではないか」
と心配される方もいらっしゃいます。
しかし、多くの通信制高校では、年明けの出願であっても受験できる学校がほとんどです。
そのため、「今すぐ決めなければ間に合わない」と必要以上に焦る必要はありません。
だからこそ、複数の学校を比較してほしいと思います。
学校説明会に参加する。
個別相談で率直に質問する。
できれば実際の授業を見学する。
そうした過程を経て選んだ学校であれば、入学後も「この学校を選んでよかった」と感じながら高校生活をスタートできるのではないでしょうか。
納得して進路を選ぶために
英風高等学校としては、入試日程にかかわらず、入学してくる生徒一人ひとりに、中学校卒業までの時間を大切に過ごしてほしいと願っています。
合格通知を受け取った後も、卒業の日までは中学生です。
学校への通い方や日々の過ごし方は人それぞれですが、高校生活に向けて気持ちを整えたり、自分の将来について考えたりする時間として過ごしていただければと思います。
進路選びは、入試の早さだけで決まるものではありません。
どのような環境で学びたいのか、どのような高校生活を送りたいのか。
ぜひ時間をかけて考えてみてください。
進路選択は人生の大切な節目です。
早く決めることよりも、「この学校で高校生活を送りたい」と納得して決めることが、何より大切ではないでしょうか。
英風高等学校では、随時学校見学&個別相談を受け付けています。
通信制高校選びでご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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