時々、「今どき校則なんて必要ない」「もっと自由であるべきだ」「少しぐらいならいいのでは?」という声を耳にすることがあります。

一方で、英風高等学校には校則があります。

そして、その運用においては曖昧な判断を避け、何が認められ、何が認められないのかを明確に定めています。

では、なぜ英風高等学校は校則を大切にしているのでしょうか。

ここでは、本校の考え方についてお伝えしたいと思います。

校則は生徒を縛るためのものではありません

校則というと、「自由を制限するもの」というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、本校が校則を設けている理由は、生徒を縛るためではありません。

生徒一人ひとりが安心して学び、落ち着いて学校生活を送るためです。

学校にはさまざまな考え方や価値観を持った生徒が集まります。

だからこそ、共通のルールが必要になります。

交通ルールがあるから安心して道路を利用できるように、学校にも一定のルールがあることで、多くの生徒が安心して過ごすことができます。

「少しぐらいならいいでしょう」は本当に少しなのでしょうか

学校生活の中で、

「これくらいなら大丈夫ではありませんか」

「少しぐらいなら認めてもいいのではありませんか」

という相談を受けることがあります。

気持ちは理解できます。

しかし、学校全体を運営する立場から考えると、その判断は簡単ではありません。

例えば、染髪について考えてみましょう。

「少しだけ明るい茶色ならいいのではないか」

という意見が出たとします。

では、その次はどうでしょう。

「もう少し明るくてもいいのではないか」

「この色なら問題ないのではないか」

という話になります。

化粧も同じです。

「薄いメイクならいいのではないか」

という意見があるかもしれません。

しかし、「薄いメイク」とはどの程度を指すのでしょうか。

ファンデーションだけならよいのか、色付きリップはどうなのか、アイラインはどうなのか――。

その判断基準は人によって異なります。

仮にファンデーションだけを認めて、色付きリップは認めないとした場合、その線引きに明確な根拠を示すことは簡単ではありません。

このように、グレーゾーンの中で公平な基準を設けることは、実は非常に難しいことです。

学校が明確な線引きをできなくなれば、ルールは次第に曖昧になります。

そして最終的には、校則そのものが機能しなくなってしまいます。

だからこそ本校では、グレーゾーンの判断を増やすのではなく、認めるものと認めないものを明確にすることが、公平な運用につながると考えています。

そのため、本校では校則にグレーゾーンを設けるのではなく、明確な基準を大切にしています。

校則があることで守られる生徒もいます

校則というと、不自由なものと考えられがちです。

しかし実際には、校則があることで守られる生徒もいます。

過去には、

「本当は髪を染めたくなかったけれど、周りに合わせないと仲間に入れない気がした」

という声を聞いたことがあります。

また、

「化粧をしないと浮いてしまう気がする」

と感じる生徒もいます。

自由に見える環境であっても、そこには別の形のプレッシャーが生まれることがあります。

校則があることで、

「学校のルールだから」

という理由でそうしたプレッシャーから距離を置くことができます。

本校が校則を大切にしている理由の一つは、こうした生徒を守るためでもあります。

「校則がある学校だから入学した」という声

本校には、

「落ち着いた学校生活を送りたい」

「規律のある環境で学びたい」

「校則がしっかりしているところに安心感がある」

という理由で入学する生徒や保護者の方も少なくありません。

実際に学校見学や個別相談でも、そのようなお話をよく伺います。

もし学校が一つひとつの要望に応じて校則を緩めていけば、入学時に説明していた学校の姿とは違うものになってしまいます。

それは、現在通っている生徒や保護者の信頼を裏切ることにもなりかねません。

学校には、目立つ少数の意見だけでなく、声に出さない多くの生徒や保護者の思いもあります。

本校は、その両方を考えながら学校運営を行っています。

英風高等学校が大切にしていること

本校は、校則そのものを目的としているわけではありません。

大切にしているのは、

  • 落ち着いた学習環境
  • 規律ある学校生活
  • 安心して過ごせる学校
  • 将来に向けて前向きに学べる環境

です。

その環境を維持するために必要なものの一つが校則です。

校則は、生徒を管理するためのものではなく、学校全体の環境を守るための共通ルールです。

これからも英風高等学校は、多くの生徒が安心して学べる環境づくりを大切にしていきます。

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