通信制高校の魅力として、「自分らしく過ごせる」「自分のペースで学べる」といった言葉を目にすることがあります。

確かに、通信制高校に通うことで、以前よりも気持ちに余裕が生まれたり、学校生活を過ごしやすくなった生徒も少なくないでしょう。

自分らしさを大切にすることも、自分に合った学び方を見つけることも、もちろん大切なことです。

ただ、英風高等学校では、通信制高校の魅力をもう少し違った視点から考えています。

それは、「時間にゆとりがあること」と「人との適度な距離感を保ちやすいこと」です。

通信制高校にも決められた時間割や提出期限があります

通信制高校というと、好きなときに登校し、自分の都合に合わせて自由に学習できるというイメージを持つ人もいるかもしれません。

しかし、多くの通信制高校では、スクーリングの日時が決められており、いつでも好きな時間に登校して授業を受けられるわけではありません。

通信制高校では、レポートの提出、スクーリング(面接指導)への出席、試験などを通して単位を修得します。

スクーリングの実施方法や登校日数は学校によって異なりますが、英風高等学校では年間の時間割が決まっており、生徒は履修している科目の授業がある日時に登校します。

また、レポートにも提出期限があります。

もちろん、自分のペースを大切にしながら、時間をかけて学習を進めるという選択もあります。

ただし、自分の都合だけでスクーリングへの出席やレポートの提出を後回しにしていると、必要な単位を修得できず、3年間で卒業できなくなる場合もあります。

3年間での卒業を目指すのであれば、決められたスクーリングに出席し、レポートの提出期限を守りながら、計画的に学習を進めることが必要です。

通信制高校だからといって、すべてを自由に決められるわけではありません。

では、通信制高校ならではの良さとは、どのようなところにあるのでしょうか。

毎日登校しないからこそ生まれる「時間のゆとり」

通信制高校の魅力の一つは、全日制高校と比較して、学校に通う時間が少ないことです。

もちろん、通信制高校の中にも週5日登校する学校やコースがありますので、すべての通信制高校に当てはまるわけではありません。

英風高等学校の場合、スクーリングは基本的に週2日で、授業はすべて午後12時20分から始まります。

特別活動や行事などがある週には、週3日登校する場合もありますが、全日制高校のように毎日朝から夕方まで学校で過ごすわけではありません。

そのため、学校に通わない日や午前中の時間を、家庭での学習、休息、趣味、大学進学に向けた勉強など、さまざまなことに活用できます。

もちろん、登校しない日にもレポートなどの学習は必要です。

それでも、学校に通う時間が少ないことで、日々の生活にゆとりを持てます。

何でも自分の都合で決められる自由さではなく、学校生活以外にも使える時間が多くあること。

これが、英風高等学校の考える通信制高校の大きな魅力の一つです。

▷ 通信制高校の空き時間はどこで過ごす?

人との適度な距離感を保ちやすい

もう一つの魅力は、人間関係です。

全日制高校では、固定されたクラスで毎日同じ生徒と顔を合わせることが一般的です。

一方、英風高等学校には、全日制高校のような固定されたクラスはありません。

同じ学年の生徒が一緒に授業を受けることが多いものの、履修する科目によっては異なる学年の生徒と一緒に学ぶこともあります。

また、授業によっては顔を合わせる生徒が変わることもあり、毎日同じクラスの仲間と長い時間を過ごす全日制高校とは、人間関係のあり方にも違いがあります。

こうした環境では、人との適度な距離感を保ちやすいという良さもあります。

もちろん、気の合う友達ができれば、一緒に過ごしたり、深い友情を育んだりすることもできます。

一方で、いつも誰かと行動を共にする必要もありません。

友達との交流を楽しむ時間も、自分の好きなことに集中する時間も、どちらも自然な学校生活の一つです。

人との関わり方には、それぞれに心地よい適度な距離感があります。

友達とのつながりを楽しみながらも、必要以上に人間関係に気を遣わずに過ごせること。

そのような環境も、固定されたクラスのない通信制高校ならではの魅力だと考えています。

明るい休み時間と、それぞれの過ごし方ができる校内環境

英風高等学校では、授業中の私語を固く禁止し、静かな授業を行っています。

そのため、学校全体が静まり返っているような印象を持たれることもありますが、決してそうではありません。

実際に、休み時間には授業中のような緊張感はなく、生徒同士が気軽に会話を楽しむなど、明るく和やかな雰囲気が広がっています。

また、校内には図書室や自習室、複数の談話室など、生徒が過ごせる場所も設けています。

勉強に集中したいときには図書室や自習室を利用し、友達と楽しく過ごしたいときには談話室で会話を楽しむことができます。

もちろん、休み時間に読書をしたり、一人でゆっくり過ごしたりすることもできます。

英風高等学校では、友達とにぎやかに過ごすことも、一人で気兼ねなく過ごすことも、どちらも自然に受け入れられる環境づくりを目指しています。

その両方があることが、英風高等学校の学校生活の良さだと考えています。

「自分らしさ」と「周囲への配慮」は、どちらも大切です

通信制高校に限らず、自分らしさを大切にすることは、とても良いことだと思います。

一人ひとりの性格や考え方、得意なことや苦手なことが違うのは、自然なことです。

ただし、自分らしく過ごすことと、自分の思いどおりに振る舞うことは、必ずしも同じではありません。

例えば、自分は楽しいと思っていても、その言動によって周囲の人が不快な思いをすることがあります。

また、自分の希望を優先するあまり、学校の校則や、大切にしている校風を無視してしまうこともあるかもしれません。

そうなれば、それは「自分らしさ」ではなく、「自分勝手」になってしまうことがあります。

自分らしさを大切にすることと、周囲の人を思いやり、ルールを守ることは、決して矛盾するものではありません。

むしろ、周囲への配慮があってこそ、お互いが気持ちよく、自分らしく過ごせるのではないでしょうか。

英風高等学校では、落ち着いた校内環境を大切にし、授業中の私語を固く禁止するなど、学校生活に必要な校則を設けています。

授業中は静かに学ぶことを大切にしていますが、休み時間には友達との会話や交流を楽しむことができます。

こうしたメリハリのある学校生活は、生徒が安心して学び、楽しく過ごせる環境を守るためのものです。

学校生活を通して、相手の立場を考えることや、集団の中で必要なルールを守ることも身につけてほしいと考えています。

時間のゆとりと、社会生活に必要な力

高校生活は、勉強だけでなく、将来の社会生活につながる大切な時間でもあります。

社会に出ると、いつでも自分の都合だけで物事を進められるわけではありません。

仕事であれば、約束した時間を守ることや、決められた期限までに仕事を終えることが求められます。

自分の都合で仕事を後回しにしてしまえば、相手に迷惑をかけることもあります。

通信制高校のスクーリングへの出席やレポートの提出も、そうした時間や約束を守る力を身につける機会の一つだと考えています。

自分で使える時間が多いからこそ、その時間をどう活用するかを考え、必要なことには責任を持って取り組む。

時間にゆとりを持ちながら、決められたことはきちんと守る。

英風高等学校では、そのような学校生活を望んでいます。

通信制高校の良さは「自由さ」だけではありません

「自分らしく過ごせる」「自分のペースで学べる」という言葉に魅力を感じることは、決して間違いではありません。

実際に、そのような理由で通信制高校の環境が自分に合っていると感じる生徒も多いでしょう。

ただ、自分らしく過ごすことは通信制高校だけに限られたものではありませんし、通信制高校にも決められた時間割や学習上のルールがあります。

だからこそ、通信制高校を選ぶ際には、自由さというイメージだけでなく、実際の登校日数や時間割、学習の進め方、校内の雰囲気などを知ることが大切です。

英風高等学校が考える通信制高校の良さは、毎日登校しないことで生まれる時間のゆとりと、人との適度な距離感を保ちながら過ごせる環境にあると考えています。

そして、友達との交流を楽しみながらも、それぞれの過ごし方を尊重できることや、周囲への思いやりと学校生活に必要なルールを大切にしていることも、英風高等学校の特徴です。

時間にはゆとりを。人との関係には、心地よい距離感を。

そんな学校生活も、通信制高校の大きな魅力の一つではないでしょうか。