通信制高校も、国の「高等学校等就学支援金」の対象です。
2026年度からは所得制限が撤廃され、私立の単位制通信制高校では、授業料について1単位あたり13,668円を上限として支援を受けられるようになりました。
ただし、「高校無償化」は、高校生活にかかる費用がすべて無料になる制度ではありません。
就学支援金の対象となるのは授業料です。施設整備費や学習サポート費、教材費など、授業料以外の費用は別途必要になる場合があります。
通信制高校を検討するときは、「無償化の対象かどうか」だけではなく、就学支援金を利用したあとに、実際にいくら必要になるのかを確認することが大切です。
通信制高校も就学支援金の対象です
国の「高等学校等就学支援金」は、高校の授業料負担を軽減するための制度です。
全日制高校だけではなく、制度の対象となる通信制高校も利用できます。
2026年度からは所得制限が撤廃され、所得にかかわらず制度の対象となりました。
私立の単位制通信制高校の場合、就学支援金の支給上限額は、
1単位あたり13,668円
です。
単位制高校では、支給対象となる単位数にも上限があり、
- 年間30単位まで
- 通算74単位まで
となっています。
また、通信制高校の支給期間は最大48か月です。
実際の支給については在籍状況などによって異なる場合があるため、入学する学校で確認してください。
「高校無償化」は授業料が対象です
「高校無償化」という言葉から、高校にかかる費用がすべて無料になると思われることがあります。
しかし、国の就学支援金は授業料を支援する制度です。
通信制高校では、授業料以外にも学校によって次のような費用が必要になる場合があります。
- 入学金
- 施設整備費
- 学習サポート費
- 教材費
- 制服代
- 行事費
- 修学旅行費 など
必要となる費用や金額は学校によって異なります。
そのため、学費を比較するときは授業料だけを見るのではなく、年間を通してどのような費用が必要になるのかまで確認しておくことが大切です。
授業料が1単位13,668円を超える場合は?
私立の単位制通信制高校に対する国の就学支援金は、1単位あたり13,668円が支給上限です。
たとえば、授業料が1単位15,000円の学校では、
15,000円 − 13,668円 = 1,332円
となり、1単位あたり1,332円の差額が生じます。
この差額を保護者が負担するのか、学校が負担するのかは、学校によって異なります。
通信制高校の学費を確認するときには、
「就学支援金を利用したあと、授業料はいくら必要ですか?」
と確認すると分かりやすいでしょう。
大阪府には国とは別の授業料支援制度があります
大阪府には、国の高等学校等就学支援金とは別に、私立高校生等を対象とした授業料支援制度があります。
大阪府の授業料支援補助金を利用するためには、原則として、大阪府教育長が指定する「就学支援推進校」に在学していることなどの要件があります。
つまり、
国の就学支援金と、大阪府の授業料支援補助金は別の制度です。
どちらも授業料の負担を軽減する制度ですが、対象となる条件や学校が異なります。
大阪府にお住まいの場合でも、すべての私立高校で大阪府の授業料支援補助金が利用できるわけではありません。
学校を検討するときには、国の制度と大阪府の制度を分けて確認するとよいでしょう。
通信制高校とサポート校では取扱いが異なります
通信制高校を調べていると、「サポート校」という名称を見ることがあります。
通信制高校とサポート校は同じものではありません。
通信制高校は、学校教育法上の高等学校です。必要な単位を修得し、卒業要件を満たすことで高校卒業資格を取得できます。
一方、サポート校は、通信制高校で学ぶ生徒の学習や学校生活を支援する民間の教育施設などです。
国の高等学校等就学支援金の対象となるのは、高等学校の授業料です。
そのため、サポート校に支払う学習支援費やサポート費などは、原則として就学支援金の対象にはなりません。
通信制高校を比較するときには、
「高校に支払う費用」と「サポート校などに支払う費用」
を分けて確認することが必要です。
授業料以外を支援する制度もあります
授業料以外の教育費については、「高校生等奨学給付金」という制度があります。
大阪府では「大阪府私立高等学校等奨学のための給付金」が実施されており、一定の要件を満たす世帯を対象として、授業料以外の教育費の負担を軽減するために給付されます。
授業料を対象とする「高等学校等就学支援金」とは別の制度です。
対象となる世帯や給付額などは年度によって変更される場合がありますので、最新の内容は大阪府などの公式情報をご確認ください。
英風高等学校の授業料は実質無償です
英風高等学校の授業料は、1単位15,000円です。
国の高等学校等就学支援金は、私立の単位制通信制高校について1単位あたり13,668円が支給上限となっています。
そのため、
15,000円 − 13,668円 = 1,332円
の差額が生じます。
英風高等学校では、この1単位あたり1,332円の差額を学校が負担します。
そのため、国の就学支援金の対象となる場合、保護者の方にこの差額分の授業料をご負担いただくことはなく、授業料は実質無償となります。
なお、学習サポート費や施設整備費など、授業料以外の学費は別途必要です。
また、校外学習や修学旅行などの任意参加行事については、参加する場合に限り別途費用が必要となります。
英風高等学校は2027年度から大阪府の就学支援推進校制度を利用しません
英風高等学校は、2027年度から大阪府の「就学支援推進校制度」を利用しません。
国の高等学校等就学支援金制度が拡充されたことから、国の就学支援金を活用し、支給上限額を超える授業料については英風高等学校が負担する方法に変更します。
そのため、大阪府の就学支援推進校制度を利用しなくても、国の就学支援金の対象となる場合、英風高等学校の授業料は実質無償となります。
「大阪府の無償化制度を利用しないということは、授業料が必要になるのでは?」
と心配される必要はありません。
授業料以外に必要となる学費については、「学費について」ページからご確認いただけます。
通信制高校の学費は「実際の負担額」で確認しましょう
通信制高校も、国の高等学校等就学支援金の対象です。
2026年度から所得制限が撤廃され、私立の単位制通信制高校では1単位あたり13,668円を上限として授業料が支援されます。
ただし、学校によって授業料の金額や、授業料以外に必要となる費用は異なります。
通信制高校を比較するときには、
「授業料はいくらか」
だけではなく、
「就学支援金を利用したあと、実際に年間いくら必要になるのか」
まで確認することをおすすめします。
また、通信制高校は学校によって、登校日数、授業の時間帯、校内の雰囲気、学習支援、進路指導なども異なります。
英風高等学校は、大阪府認可の女子だけの通信制高校です。
スクーリング(授業)は基本週2日で、すべて午後12:20から始まります。授業中の私語は固く禁止し、静かで落ち着いた環境の中で学ぶことを大切にしています。
学費とあわせて、実際にどのような環境で高校生活を送ることになるのかも、学校見学で確認してみてください。
英風高等学校では、学校見学&個別相談を1組ずつ行っています。授業のある日は、実際の授業や校内の様子もご覧いただけます。
※本記事は2026年9月時点の制度に基づいて作成しています。高等学校等就学支援金や大阪府の支援制度は、今後変更される場合があります。最新の制度については、文部科学省、大阪府または進学を希望する学校の案内をご確認ください。

