起立性調節障害とは?|通信制高校-午後からなら通えるかも

朝、どうしても起きられない・・

登校日の朝、起きないといけないのに起きられない。理由がわからず、「自分って怠けているのかな?」と落ち込むこともあります。

でも本当の原因は怠けているわけではなく、思春期に多い起立性調節障害(OD)かもしれません。

熱があったり咳が出るなどの症状がないため、周りからはサボっていると思われてしまうこともありますが、一体どんな症状なのでしょうか。


起立性調節障害(OD)とは?

起立性調節障害とは自律神経のバランスが崩れて起きる症状の一つです。

自分の意思でコントロールできないのが自律神経です。自律神経は、様々な内臓の働きを調節しています。自律神経には交感神経と副交感神経があり、活動時には交感神経、休息時には副交感神経が活発になります。

自律神経はたくさんの器官を同時にコントロールしていますが、自律神経はストレスに影響しやすく、ストレスにより交感神経の方が活発になり続けると、体調不良になりやすくなります。

起立性調節障害は、決してめずらしい症状ではありません。軽症例を含めると、小学生の約5%、中学生の約10%が発症し、女子は男子より2割程度多いと言われています。

自律神経の乱れは、季節や気候の変化、生活リズムの乱れ、心理的・社会的ストレス等、複合的な原因で発症しますが、特に思春期は、学校での人間関係や急激な身体の成長と変化などで、心理的ストレスにさらされることが多く、また自立心が育ちきっていないため、心身に現れるさまざまな症状にどうしても負けてしまいがちです。

特に午前中に症状が強く出るため、学校に遅刻したり、朝は勉強に身が入らない傾向が見られます。ですが午後からは症状が回復することが多く、怠けていると誤解されて学校生活に影響が出たり、自分でも症状に気付きにくいという特徴があります。

自分の力だけでは改善が難しい症状です

起立性調節障害の主な症状として、具体的には以下のとおりです。

  • 朝なかなか起きることができず、午前中調子が悪いことが多い。
  • 立ち上がったときや立っているときにめまいや立ちくらみがある。
  • 少し階段を登ったり、歩き回ったりするだけで動悸や息切れがする。
  • 乗り物に酔いやすかったり、いつも体がだるい、疲れやすい、食欲がない。

起立性調節障害は小学校高学年~中学生に多くみられますが、この時期は体の様々な機能が大人へと変化していく時期です。この変化は自律神経系にも起こるため、循環器系の調節がうまくいかなくなることがあります。

つまり、起立性調節障害は、体の問題であり、自分の力だけで容易に改善できるものではありません。


どんな人が発症しやすいですか?

起立性調節障害になりやすい人は、下記のような点が当てはまります。

  • 低血圧の人
  • ストレスの多い環境にいる人
  • 責任感が強く真面目な性格の人
  • 天気や気圧の影響で体調が悪くなる人
  • もともと朝が苦手という自覚があり、立ちくらみをよく感じる人

以上、主に心理的にストレスをため込みやすいという精神的、環境的な要素に関連すると考えられます。


まとめ

午後からは元気になることが多いですが、学校を休んだ罪悪感から自分を責めてしまう人もいます。症状が治るには何年もかかるかもしれませんが、何よりも家族や学校の先生の正しい理解が必要です。まずは焦らず、無理せず、見守っていくことが大切です。

英風高等学校が執筆しています。

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