通信制高校のメリットとデメリット

中学卒業後に通信制高校へ進学を選択する新卒生や、全日制高校に適応できず通信制高校へ転校を希望する生徒が近年増えてきています。ここでは、通信制高校のメリットとデメリットについて説明します。
通信制高校のメリットって?

通信制高校のメリットは全日制の高校と比べて登校日数が少なく、自宅での自学自習を主体に高校卒業を目指すことができる点です。このような柔軟性は、学校へ毎日通うことが困難な人々にとって、心理的な余裕をもたらします。一方で、生徒が社会性や規律を身につけるためには、少なくとも週に数日は登校することが望ましいと考える保護者もいます。その観点からすると、週に数日登校が必要な通信制高校が良い選択肢となるかもしれません。
通信制高校の主なメリットとしては次のようなものが挙げられます。
・登校日数が少ないため、自分のペースで学習を進めることができる。
・自宅で好きな時間に学習できる。
・苦手な科目も自分のペースで学習できる。
・学校によってはインターネットを活用して学習できる。
・自身の目標や夢を追求するための時間を確保しやすい。
これらの利点から、通信制高校は自分自身のライフスタイルや学習スタイルに応じて、学校生活を送ることができます。通信制高校の選択は自分に適した学習スタイルに合わせた学校やコースを選ぶことが重要となるでしょう。
通信制高校のデメリットって?

通信制高校のデメリットをあげるとすれば、登校日数が少ない分、自己管理力が求められ、自分で計画的に勉強を進める能力が必要だという点でしょう。この点は、ある意味でメリットがデメリットに転じています。その他にも、
・自学自習が主体なので、モチベーションを維持する意識が必要。
・単位取得状況によっては卒業に4年以上かかることもある。
ということがあげられます。しかし、これらのデメリットは全日制高校に通う生徒でも同様に直面する可能性があると言えます。
通信制高校のメリットを最大限に活かそう!

通信制高校のデメリットをいくつかあげましたが、通信制高校を検討している人にとっては、全日制高校のデメリットの方が大きいかもしれません。
それならば、通信制高校のメリットを最大限に活かして、より充実した高校生活を送る可能性を高めていきましょう。また、通信制高校のデメリットを事前に理解しておくことで、それに対応する策を意識的に立てることも可能となります。
通信制高校を選ぶことを最初から避けるのではなく、あなたの選択肢の一つとしてぜひ考慮してみてください。
この記事は、大阪府認可の通信制高校|英風高等学校が執筆しています。