高校を転校する理由って?

最近では高校を転校(転入)したい人が増えています。それでは、高校を転校する理由にはどのようなものがあるのでしょうか?また転校は簡単にできるものなのでしょうか?実は、転校の手続自体はそう難しくはありませんので、ご安心ください。この記事では、転校をする理由とその注意点についても述べたいと思います。

転校(転入)・編入?

「転校」と「転入」の意味合いは同じです。「転入」は他の土地へ移り住む際にも使われますが、学校を話題にしている以上、どちらを使っても誤解されるような問題はないでしょう。「転入」は今の高校在籍中に別の高校に入学することを言います。それとよく比較されるのが編入ですが、「編入」はいったん高校を退学した人が他の高校へ再入学することを言います。転校したいと思っても一体誰に相談すればいいのか、まわりから反対されないか、手続きはどうしたらいいのかなど悩みは尽きないでしょうが、まずは転校先の高校が転入学を受け入れているかどうかを調べてみましょう。

転校の理由は?

転校の理由は様々ですが、たとえば遠くへ引っ越して、今の学校に距離的に通うことができなくなったなどの「転校する理由」と、それ以外の「転校したい理由」とは違うでしょう。通信制高校に転校してくる生徒は、どちらかというと、後者の理由が多くなります。転校したい理由で多くみられるのは以下の通りです。

  • 朝が早く起きられない
  • 勉強が厳しくてついていけない
  • 学校やクラスの雰囲気が合わない
  • いじめがある(あった)
  • 男子が苦手(共学校に在籍の女子の場合)
  • 上記が原因で学校へ通えなくなった(不登校)

以上のように転校したい理由の大半は行き着くところ不登校がきっかけです。その結果、今の学校で勉強ができなくなり、登校日数の不足や学力不振で進学できなくなると、全日制高校の仕組みでは卒業が困難になります。自分だけは大丈夫だと思っていても、今の学校にいたくない理由というものは誰にでも突然やってくるものです。周囲の人が助けてくれたり、時間が経てばなんとかなる場合もありますが、本人にとって、そう簡単に解決するものではありません。

▷不登校のきっかけについて

転校を考えてみる

転校したい理由はあるけれど、なかなか周囲に言い出せないこともあります。しかし最近では以前にも増して、家庭や学校、社会的にも不登校について理解がすすみ、転校することに抵抗感がなくなってきた結果、最近では転校したい理由を周囲に相談し、転校について考え、積極的に行動に移す人が増えてきました。ストレス抱え、後から後悔しないためにも、転校したい理由が明確であれば、できるだけ早いうちに、家庭や学校の先生に率直に相談してみましょう。悩んでいる人はあなただけではありません。今の学校にいる限り、どうしても解決できないようであれば、勇気を出して転校を考えてみましょう。

転校する際の注意点

最後に、転校を決断したら、行動に移す前の注意点を確認しておきましょう。通信制高校へ転校する場合、これまでの出席状況については、ほとんどの場合、特に気にする必要はないでしょう。それよりも、これまでの単位がどのくらい認められるのか、また自分が考えている時期に卒業が見込めるのか、転校する時期(学年や月)によっても変わってくるので事前に確認をすることが重要です。転校の手続自体はそう難しくはありませんので、ご安心ください。


この記事は、大阪府認可の女子だけの通信制高校|英風高等学校が執筆しています。