通信制高校のメリットとデメリット|有意義で充実した高校生活を送っていますよ

通信制高校のメリットとデメリット

全日制高校や定時制高校と比べると、通信制高校は登校日数が少なく、学習スタイルも大きく異なります。ここでは、通信制高校のメリットとデメリットについて解説します。さらに英風高等学校の場合についても紹介しています。ぜひ通信制高校へ進学する際の参考にしてください。

通信制高校のメリット

登校日数が少なくて済む

通信制高校では、自宅などでの自学自習を中心とするため、全日制や定時制高校に比べて、登校日数が少なくて済むというメリットがあります。特に、小・中学校時代に不登校の経験がある生徒にとっては、高校進学後に急に毎日登校することへの不安もありますが、通信制高校は登校日数が少ないため、不安も和らぎ、心理的な余裕も出てきます。また、通信制高校では、全日制高校のように出席日数の不足や単位が取得できないことによる留年の心配もありません。

中には年間5〜10日程度の合宿などを含む集中スクーリングで十分な学校も存在しますが、一方で、社会性や規律を身につけるためには、生徒や保護者の中には週に数日は登校してほしいと望む方もいます。登校日数が少ないことは不登校の経験者にとってはメリットですが、学校行事を通じて友達を作りたい、またはずっと自宅にいるのではなく定期的に学校に通学し、リフレッシュする機会を増やしたいと考える生徒にとっては、極端に登校日数が少ないことが懸念されるかもしれません。通信制高校には年間登校日数の設定に大きな差があるため、自身の健康やメンタルの状態を考慮しながら学校選びをすることが重要です。

英風高校のさらなるメリット

英風高等学校の場合、スクーリング(授業)を受けるために必要な登校日数は週に2日間です。その他に特別活動や校外学習などで、週にあと1日登校する場合もあります。また全日制高校では1時間目の授業が早朝から始まることが一般的ですが、英風高等学校のスクーリングは全て午後から開始されます。中学校時代に起立性調節障害のために不登校となったケースも少なくありません。午前中の授業がないため、生徒は安心して学校生活を送ることができます。

自分のペースで学習できる

登校日数が少ない通信制高校では自由な時間が多く取れることで、自分のペースで学習を進めることができるというメリットにつながります。例えば、卒業後の大学進学を目指す際に、希望する大学に特化した学習対策を取り入れた勉強が可能になります。スクーリングのない日には、将来の夢を実現するために、習い事に通ったり、塾や予備校に通い大学進学を目指す生徒もいます。

英風高校のさらなるメリット

英風高等学校では、自宅学習を離れ、スクーリングがない日でも、空いた時間を利用して登校し、自習室でレポート課題に取り組んだり、アルバイトを両立しながら通学することもできます。また、登校日数が増えるごとにコース費用が膨らんだり、先生に質問するたびに別途相談料が発生する学校も中にはありますが、英風高等学校の場合、スクーリングがない日に登校しても、追加の費用は発生しませんし、空いている先生に勉強に関する質問をする場合も、追加費用は必要ありません。

転入生の受け入れが容易である

通信制高校には、転入学生が多く見られます。原因はさまざまですが、進学校や特進コースに入学したものの、日々の勉強の負担に耐えられず、学力が低下して自信を失った生徒や、起立性調節障害が原因で頻繁に休むことになり、出席日数を満たせず、必要な単位を取得できないために進級できず、転校を余儀なくされた生徒もいます。全日制高校から別の全日制高校への転校は、カリキュラムの違いや受け入れ可能な学校が少ないなどの理由で困難なことがありますが、単位制である通信制高校では前籍校で取得した単位をほぼそのまま引き継げるなど、より柔軟に対応が可能です。

通信制高校への転入は年度の途中でも随時受け入れており、全日制高校のようにクラスごとに分けられ、同じ教室で生徒が固定することもないので、転入後も新しい友人関係のストレスが比較的少なく、新しい学校生活にも馴染みやすいのがメリットです。

英風高校のさらなるメリット

本校に新入学・転入学する生徒の中には、中学校時代に男子生徒から不快な言葉や行動を受け、男子生徒との関わりに苦手意識を持つ生徒が少なくありません。英風高等学校は、全国でも数少ない女子だけの通信制高校であるため、男子生徒との接触に不安を感じる生徒でも安心して学校生活を送ることができます。女子生徒のみの環境では、男子生徒の行動や視線を気にすることなく、リラックスして自由に過ごせるため、充実した学校生活を楽しむことができます。

以上のメリットから、通信制高校は自分自身のライフスタイルや学習スタイルに応じて、学校生活を送ることができます。通信制高校を進路先として選択する際には、自分に合ったライフスタイルや学習スタイルに適した学校やコースを選ぶことが重要です。

通信制高校のデメリット

学習意欲を保つのが難しい

全日制高校では、平日や場合によっては土曜日も含め、通常1時間目から6〜7時間目まで授業が行われます。学年で定められたカリキュラムに沿って学習するため、日々の詳細な学習計画を立てなくても、自然と学習が進むようになっています。そのため、学習意欲のあるなしにかかわらず、自主性が身につき、自己管理能力も養われます。

しかし、通信制高校では、週に2日程度のスクーリングの場合はまだしも、例えば年間で数日のスクーリングのみを実施する学校だと、学習習慣を築きにくく自己管理が少し難しいかもしれません。課題レポートなどは自宅で行うことが多く、学校のような共同の場での緊張感が少ないため、レポート提出など、つい怠けがちになり、学習意欲を保つことが難しいというデメリットがあります。これらのデメリットを克服するために、通信制高校に加えてサポート校に通い、学習サポートを受ける生徒もいます。※注意点:通信制高校とサポート校は別の教育機関です。

注意点として、このような追加のサポート体制を受ける場合、サポート校の授業料を別途支払う必要があるので、追加の学費がいくら発生するのか事前に十分調べておくことをおすすめします。

それでも、全日制高校のように詰め込まれた時間割での学習が苦痛に感じる生徒や、大学受験など自分の目指す進学先や就職先と異なる内容を学ぶことへの違和感を感じる生徒にとっては、全日制高校の学習スタイルがかえって学習意欲を低下させる可能性もあります。

英風高校のデメリット解消法

英風高等学校では、レポート提出をiPadを使ってデジタル化しています。レポートの解答はタッチペンを用いて直接画面上に書き込みます。すべての解答が完了したら、送信ボタンを押すだけで提出が完了します。さらに、スクーリングの出席管理もiPadで行います。レポート提出の進行状況やスクーリングの出席状況をiPadでリアルタイムにチェックできるため、学習計画が立てやすくなります。今の生徒にとって、紙ベースのアナログ方式よりもデジタルを利用した学習の方が、学習意欲を維持しやすいでしょう。

先生や友達と接する時間が少ない

全日制高校では毎日たくさんの時間を友達と過ごすことができるため、親交を深めやすく、友達を作る機会が豊富にあります。また、放課後などに先生に勉強に関する質問をする機会も十分にあります。ところが、通信制高校は登校日数が少ないため、全日制高校と比べて、先生や友達と過ごす時間が限られ、友達づくりや先生への相談の機会も少なくなるというデメリットがあります。

しかしながら、小学校や中学校時代に不登校の経験がある生徒にとっては、多くの生徒と接することがプレッシャーや疲れを感じさせることもあり、また、先生との相性が原因で不登校になった経験がある生徒にとっては、先生との適度な距離感を保つことがより安心できる場合もあります。つまり、先生や友達と適度な距離感を保てる点は、通信制高校を選択する生徒にとってメリットとなることもあります。

英風高校のデメリット解消法

英風高等学校では毎年、さまざまな校外学習を企画しています。日帰りの校外学習から修学旅行や宿泊を伴う校外学習に至るまで、幅広いイベントを実施しています。また、ミュージカルや宝塚歌劇のような芸術鑑賞も積極的に取り入れています。これらのイベントへ何度も参加することで、先生との交流はもちろん、新しい生徒との出会いも増え、友達作りの絶好のチャンスとなります。これらのイベントへの参加は強制ではなく、選択制なので、参加をためらう人でも安心です。さらに、お菓子作りや料理体験など、魅力的な特別活動も充実しており、これらに参加することで楽しみながら友達との絆を深めることができます。特別活動は卒業要件の一部となっているため、積極的な参加をおすすめします。また、英風高等学校は部活動もあり、これらに参加することでさらに交流の機会を広げることができます。

まとめ

ここまで通信制高校のメリットとデメリットに触れてきましたが、学費の問題も気になる点の一つです。しかし、最近の就学支援金の充実により、公立の通信制高校だけでなく私立の通信制高校においても、経済的負担が軽減されてきています。この点は、通信制高校を検討している方にとっては心強いでしょう。

特に不登校経験がある生徒など、全日制高校のデメリットを避けたい人にとっては、通信制高校は魅力的な選択肢です。まずは高校を卒業して高卒資格の確実な取得を目指してください。通信制高校は全日制高校に比べて、そのための学習環境を十分に備えています。通信制高校のメリットを活用することで、全日制高校とは異なる、より充実した高校生活を送ることができるでしょう。興味のある通信制高校が見つかったら、資料請求を行ったり、積極的に学校見学に足を運ぶことをおすすめします。

最後にお伝えしたいのは、「通信制高校は1日も登校しない」といった誤解や「通信制高校は人生の終わり」といったような偏見があるのは事実ですが、これらは一部の声にすぎず、実際に通信制高校に在籍する生徒の多くは、有意義で充実した高校生活を送っているということです。

中学卒業後の進路選択において、通信制高校も視野に入れ、進学の際にはその特徴を大いに生かし、将来の目標に向かって一歩前進することを心から願っています。

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この記事は、大阪府認可の女子だけの通信制高校|英風高等学校が執筆しています。