あえて「普通科のみ」を設置する理由|大学進学と将来の選択肢を広げる英風の教育方針

最近の通信制高校では、美容、芸能、スポーツなど、特定の分野を学べる多彩なコースを多く見かけるようになりました。

それぞれの個性を伸ばせる環境は、一つの良い選び方だと本校も思っています。

しかしその一方で、英風高等学校は開校以来ずっと「普通科」という形を大切にしてきました。

なぜ、本校は流行を追うことなく、シンプルでまっすぐな普通科教育を続けているのか。そこには、多感な時期を過ごす皆さんの将来を何よりも大切にしたいという想いがあります。

可能性を、たった一つに決めつけないために。

中学・高校という時期は、心が大きく揺れ動き、興味や関心が日々変わっていくのが自然な姿です。

特定の専門コースを選ぶことは、早くからその道に向かって進める良さがある反面、実は「将来の選択肢を自ら絞り込んでしまう」という面も持っています。

もし途中で興味が変わった時、専門性に特化した環境が、かえって足かせになってしまうこともあります。

本校では、皆さんの可能性をたった一つに決めつけてほしくはありません。

「何にでもなれる、どこへでも行ける」——その自由な翼を折ることなく、卒業後の進路を自分の意志で、何度でも描き直せる。

だからこそ、本校はあらゆる未来への土台となる「普通科」を選び続けています。

通信制高校で大学進学を目指すなら「普通科」は良い選択です

もし皆さんが「大学へ進学したい」「将来の選択肢を最大限に広げたい」と考えているのなら、普通科での学びが最も近道であり、かつ堅実な選択になります。

大学入試では、確かな基礎学力が求められます。専門コースの場合、限られた授業時間の中で多くの時間が専門実習に充てられますが、本校のカリキュラムには、そうした「進学に関係のない科目」による負担がありません。

皆さんの貴重な時間とエネルギーを、進学に必要な学習へと100%注ぎ込める環境を整えています。

無駄を省き、ゆとりを持って主要科目の理解を深める。このシンプルで集中できる環境こそが、確かな学力を築き、合格という「結果」を出すための一番の強みになるのです。

半世紀にわたる専門教育から学んだ「土台」の大切さ

本校がこの「普通科の大切さ」を深く感じるようになったのは、これまでの教育の歩みがあるからです。

実は、本校には前身となる「英風女子高等専修学校」として、半世紀もの間、職業教育・専門教育に力を注いできた歴史があります。これまで多くの卒業生が専門的な技術を身につけ、社会へと羽ばたき、現在も活躍しています。

彼女たちの努力と、その道で培った専門性の豊かさを、私たちは誰よりも近くで見てきましたし、今でも心から誇りに思っています。

しかし一方で、長年生徒たちと向き合う中で、同時に感じてきたこともあります。

高校時代の3年間は、心が大きく変わる時期です。入学当初に「好き」だと思った道でも、学びを進めるうちに別の興味が湧いてきたり、時にはその道の厳しさに壁を感じたりすることもあります。

そんな時、専門性に特化した環境が、かえって生徒たちの選択肢を狭め、心の負担になってしまう場面も見てきました。

専門的な学びは、高校を卒業してからでも決して遅くはありません。

むしろ、大人へと成長する手前のこの3年間は、まずはしっかりと「基礎学力」という根っこを張り、将来どんな道へ進むことになっても折れない土台を作ること。それが、生徒たちのその後の人生をより豊かにし、守ることになるのではないか——。

そうした長い年月をかけた経験の積み重ねの中で、本校は「将来への選択肢を最大限に残す普通科のみ」という今の形にたどり着きました。

「未来への通過点」として

英風高等学校は、ここを皆さんの最終的な居場所だとは考えていません。ここは、卒業後に本当に自分らしくいられる場所へ進むための、力を蓄える「通過点」です。

清潔で整った環境。落ち着いた静かな授業。この余白のある普通科で、皆さんは自分の色を発見し、卒業する時に自由な未来を描き出すことができるのです。

特定の専門コースに馴染めないと感じている方も、進学に向けて足元を固めたいと願う方も。この「余白」のある環境で、あなたの新しい物語を、一緒に始めてみませんか。

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